概要
1956年に立正佼成会の社会貢献事業の一環として中学高等学校を開設。
特色
ほぼ全員が4年制大学を目指す併設型中高一貫校。高校からの生徒募集もある。高等学校においては、中学校から入学した内部進学生徒と高等学校から入学した外部進学生徒との間では、第2学年から混合してクラスが編成される[1]。
立正佼成会を母体とする学校法人が経営。立正大学とは無関係である。宗教法人が設立した学校であるが、宗教に関した教育・授業は無く、立正佼成会とは無関係な生徒、教師が大半を占める。
制服は、ボタンのない蛇腹の詰襟。学習院中等科・高等科や巣鴨中学校・高等学校、攻玉社中学校・高等学校などと同型。色は濃紺。
現校長の榎並紳吉はソフトテニスの元学生チャンピオンで、過去全日本ナショナルチームの男子コーチを務めるなどスポーツマンとしての一面を持つ。現校長就任以降、スポーツクラス、特進クラスの設置、総合グラウンドの人工芝化など、校訓に基づく文武両道の強化を積極的に図り、徐々にその成果をあげ始めている。
クラブ活動は、甲子園出場3回(1966年と1968年の春、1974年の夏)の野球部をはじめとして、弓道部・ソフトテニス部・自転車部が近年関東大会やインターハイに出場しており、特にアメリカンフットボール部は2007年春季関東大会で初優勝し、同中学部も日本ジュニア選手権(2010年1月)で7年ぶり3回目の日本一に、過去世界大会の出場の経験(4位)もあり、大学、社会人に多数の選手を送るなど全国でも強豪として知られている。また、吹奏楽部も東京都高等学校吹奏楽コンクールBⅡ組にて4年連続の金賞を受賞する強豪部である。
文化部でも、軽音楽部が2007年に府中で行われた高校生バンドバトルで優秀賞を得た他、生物研究部が2008年、2014年に日本学生科学賞で入賞、2014年に首都圏オープン生徒研究発表会で最優秀賞を受賞するなど、活発な活動が行われている。 なお、軽音楽部は2011年度をもって廃部が決定した。
沿革
1954年 - 高等学校設置認可。
1955年 - 中学校設置認可。
1956年 - 中学高等学校開設。
1966年 - 高等学校野球部が東京都代表として春の甲子園に初出場。
1968年 - 総合体育館落成。
1974年 - 高等学校野球部が東京都代表として夏の甲子園に初出場
1991年 - 中学・高等学校一貫教育スタート。
1994年 - 新高校棟落成。
1996年 - 新中学棟落成。
1997年 - 中学・高等学校6ヵ年一貫教育の第1期生卒業。高等学校文理科新設。
1998年 - 習熟度別授業スタート。高等学校英国研修制度スタート。
2003年 - 高等学校文理科を普通科文理コースに変更
2004年 - 学園創立50周年。中学校海外ホームステイ制度(オーストラリア)スタート。
2005年 - 特別奨学生入試スタート。
2009年 - 総合グラウンドを人工芝へ改修。
2013年 - 総合体育館リニューアル。
設置学科
全日制課程
著名な卒業者
政治
額賀福志郎 - 衆議院議員
山根隆治 - 参議院議員
長谷部健 - 渋谷区議会議員、特定非営利活動法人 greenbird代表
菅源太郎 - 市民運動家(中退)
経済
正垣泰彦 - 株式会社サイゼリヤ創業者、代表取締役会長
平林朗 - 株式会社エイチ・アイ・エス代表取締役社長
放送
寺島尚正 - 文化放送アナウンサー
古谷敏郎 - NHKアナウンサー
スポーツ
相川進 - 元プロ野球選手(中日・近鉄)
清水透(清水宏悦) - 元プロ野球選手(大洋・西武)
森山正義 - 元プロ野球選手(阪神・ロッテ)、現明治学院大学硬式野球部監督
関尚登 - フットサル選手(バルドラール浦安セグンド)
芸能
小西良幸(ドン小西) - ファッションデザイナー・タレント
児玉智洋(ジューシーズ)- お笑いタレント(吉本興業所属)
市川知宏 - 俳優
山下遼太郎 - 俳優
蛯名健一(EBIKEN) - 世界的パフォーマー
音楽
スガシカオ - シンガーソングライター
柏木広樹 - チェリスト(元G-クレフ所属)、作曲家
木村彰 - ドラマー。元COUNTRY YARD
ニンニク野郎(新保恵大) - ドラマー。ライブでのサポートやレコーディングを中心に活動
交通
東京メトロ丸ノ内線方南町駅下車、徒歩5分
同東高円寺駅下車、徒歩約15分
新宿・永福町・笹塚・阿佐ヶ谷・中野・渋谷の各駅からバスの便あり