概要
我孫子市でも歴史が古い中学校である。天王台駅及び東我孫子駅から歩いて15分のところにある。また、正門前は国道356号線が通っており、我孫子自動車教習所が道路を挟んで隣にある。
生徒数は約1000名のいわゆるマンモス校。過去には1学年10クラスを超え、県内一の生徒数だったが、ここ数年でクラス数は1学年7,8クラスになるなど少子化の影響を受けて生徒数は減少傾向にあった。しかし、2006年度においては1学年10クラスに回復、社会的に少子化が進行する中、多くの生徒を抱える中学校である。生徒数が回復した理由としては、学区範囲が広いこと、天王台駅周辺などを中心にマンションが増えていることなどがあげられる。
三大伝統
古くから伝えられる三大伝統なるものが存在する。白山中学校にも同じ三大伝統が受け継がれていることから、分校前から受け継がれてきたものと考えられる。
歌声
1学期に歌声交歓会、2学期に歌声コンクールなどが行われている。朝の会、帰りの会などで各クラスから歌声練習の声が聞こえる。また、総合的な学習の時間や学級活動の時間を合唱練習などの時間にあてることがある。朝の時間に学年別パート練習を行ったり、その合唱指導は年々向上していると言われる。卒業式でも吹奏楽部伴奏の合唱曲で卒業生を送るなど、歌声の伝統は確実に受け継がれている。
挨拶
挨拶運動を行うなど、元気な挨拶も当校の伝統の一つである。
清掃
無言清掃タイムの時間が設定されている。また、長期休暇中や、大雨や台風、大量の落ち葉があるときなどは、各部活動が自主的に清掃活動を行っている。
冬季トレーニング
冬場に入ると完全下校時間が早くなり、最も早い時期で16時30分となる。そのため、主に運動部系の部活動は部活動時間の延長を申請する場合が多い。学校側としては、生徒の安全面などでの懸念があるため、大会などが近い場合のみ延長が許可されることが多い。しかし、体力低下などが懸念されるため、学校全体で冬季トレーニングを行うようになった。
事前に生徒に通知され、参加する生徒は申し込み用紙に記入し提出する。例年多くの生徒が参加しており、運動部、文化部、無所属問わず参加することができる。
当然ながら、終了後は暗くなるため、女子生徒は保護者による迎えが条件となる。また、男子生徒よりも早く終了する。主なメニューは準備体操を含めたランニングなど。決められたカリキュラムに沿って行う。
その他
避難訓練などでは実際に小屋を建てて燃やし、生徒が消火器を使用したり水袋を投げたりして消火活動を行う。指導には消防署員があたっている。小屋の燃え方を知ることや、消火活動を実体験することにより、本格的な避難・消防訓練となる。
千葉県内でも珍しい学生帽着帽校であったが、生徒会に対する生徒からの要望で話し合いが進められ、2005年度より学生帽自由化となった。現在は学生帽を被る生徒はいない。
学校より2km以上の距離に住む生徒に対しては許可制で自転車通学が認められている。学年及び特別許可区別にヘルメットに色違いのテープと校章を貼る。学区には非常に交通量の多い道路が多く存在するため、校内規則に違反する者へは5段階の利用期間停止があり、最終的には自転車通学の禁止となるなど、生徒指導部の指導が比較的厳しく、通学路上での抜き打ちチェックが日々行われている。
制服・体育着:現在の体育着は2002年度から採用されたものであるが、学校用ジャージとしては珍しいボックス型オープンシャツが採用されている。この変更に際しては全校生徒から配色案を募り各クラス、学年での審査を経て数デザインに絞り最終的に全校生徒の投票で選ばれたものを採用した。
学区
小学校
我孫子市立我孫子第一小学校
我孫子市立我孫子第二小学校
我孫子市立我孫子第三小学校
我孫子市立並木小学校
我孫子市立高野山小学校
我孫子市立湖北台東小学校
我孫子市立湖北台西小学校
(これは主な小学校で、地域別に見るとさらに別の小学校からも入学するようになっている)
地域別
我孫子、並木、つくし野、栄、寿、泉、天王台、高野山、青山、青山台、南青山、柴崎、柴崎台、東我孫子、下ケ戸、中峠、中峠台、都部、岡発戸、岡発戸新田、湖北、湖北台、新木
なお、我孫子市内では中学校の学区が基本的には自由化されており、上記以外から通学することも可能である。
また、これ以外にも隣接する取手市や柏市から通学する生徒がいる場合がある。
沿革
1947年(昭和22年)5月10日 - 第一中学校が我孫子町立第四小学校内に、第二中学校が我孫子町立第二小学校内に開校
1949年(昭和24年)3月31日 - 第一・第二中学校を廃止、我孫子町立我孫子中学校を設置(東西両校舎)
1950年(昭和25年)5月27日 - 両校舎を併合、現在地に移転
1950年(昭和25年)11月 - 校歌制定
1961年(昭和36年)9月7日 - 放火により学校消失(6教室が残る)
1962年(昭和37年)9月1日 - 新校舎に移転
1966年(昭和41年)9月 - JRC加盟
1969年(昭和44年)11月1日 - 東葛飾駅伝大会3連勝
1970年(昭和45年)11月7日 - 東葛飾駅伝大会4連勝
1971年(昭和46年)11月1日 - 東葛飾駅伝大会5連勝
1979年(昭和54年)3月31日 - 白山中学校を分離
施設・設備
校舎
校舎は2棟。正門側が各クラスの教室及び職員室・事務室・印刷室などがある。技術家庭科で使用する教室及び理科室などは、北側の特別棟といわれる建物にある。
その他
プール - 夏の水泳授業や水泳部の練習などに使われる
武道場 - 主に剣道部、柔道部の練習場所である他、学年集会などに使われることも多い。また、夏には吹奏楽部の練習場所として使われる時もあり、様々な役割を果たしている。真夏には40度を超えることもあるので要注意である。
体育館 - 運動系部活動の他、集会、講演会などに使用される。夏は吹奏楽部の練習場所として使用される他、近年は春にコンサート会場としても使用されている。
パソコン環境
情報教育が盛んになる以前から、コンピュータの整備状況は良く、生徒に対してのインターネット接続環境も公立の中学校としては比較的早期の1999年から提供されている。
校舎内は無線LANによってインターネット環境が整備されており、各教室に無線LANの発信機がある。WEPキーが登録された学校のLANカードなどをノートパソコンに差し込むことにより、インターネットに接続できる。生徒及び教員一人一人にIDとパスワードが用意され、パソコンを使用するには必ずコンピュータ室の一括管理しているコンピュータサーバにログインする必要がある。そのため、大人数で無線LANにアクセスすると、サーバが耐えられなくなり、通信障害を引き起こすことがある。実際に授業中や文化祭などで通信障害を引き起こし、改善が図られている。また、体育館などでは電波状態が悪くなり、ログインができないことがある。そのため、個人のノートパソコンにデータを移して対処するといった方法がとられることがある。
備品はノートパソコン、デスクトップパソコン、インクジェットプリンターがそれぞれ1クラス分用意され、コンピュータ室にはLAN接続されたレーザープリンターとインクジェットプリンターが配備されている。無停電電源装置なども配備され、比較的しっかりとした環境を保っている。
プレゼンテーション指導なども多く行われ、特に生徒の研究発表や校外学習などの報告にはパワーポイントによるプレゼンテーションが体育館で行われる。
部活動
運動部
野球部
サッカー部
ソフトボール部
テニス部
バレーボール部
バスケットボール部
柔道部
剣道部
卓球部
陸上部
駅伝部
水泳部
文化部
園芸部
パソコン部
生物科学部
家庭科部
美術部
合唱部
吹奏楽部
演劇部
各部活動とも盛んに活動が行われており、それぞれが一定のレベルを保っている。
また、駅伝部は過去に東葛飾駅伝大会5連勝などの成績があり、毎年東葛飾駅伝大会駅伝部壮行会が体育館で行われ、全校生徒で応援している。
演劇部は、県内のホールなどでの発表など今後の活躍が期待されている。
著名な卒業生
青木功 - プロゴルファー
鷹巣南雄 - プロゴルファー
海老原清治 - プロゴルファー
飯合肇 - プロゴルファー
山田愛里 - 元TBSアナウンサー
石塚真一 - 漫画家、『岳』の作者
平井 康翔 - 水泳選手
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