概要
相模原市立大沢中学校は体育祭及び文化祭的行事を総称して「沢中祭」と呼ぶように、「沢中」(さわちゅう)の略称で親しまれている。相模原市(当時は相模原町)内で学制改革と同時に設立された9校の新制中学校のうちの一つであり、2010年度で創立から63周年を迎えた。
「環境は人をつくる その環境は人がつくる」という校訓があり、緑化活動、環境整備(あるいは、意図して環境整美とも)、地域クリーン活動などにも力を入れている。また、園芸部が存在する。
沿革
1947年5月5日 - 相模原町立大澤小学校校舎を借用し相模原町立大澤中学校創立
1948年1月30日 - 大沢中学校PTA発足
1948年4月1日 - 新字体への切り替えのため相模原町立大沢中学校に改称
1951年5月16日 - 現在の住所に校舎を移転
1954年11月20日 - 相模原町の市制移行に伴い校名を相模原市立大沢中学校に改称
1958年4月1日 - 校旗・校章制定
1959年12月 - ミルク給食開始
1961年3月13日 - 校歌制定
1962年2月19日 - 学校給食開始
1976年3月3日 - 完全給食廃止、再びミルク給食へ
1976年4月1日 - 生徒数の増加に伴い相模原市立内出中学校が分立する
1986年11月8日 - 全国花いっぱいコンクール中央審査で最優秀賞(内閣総理大臣賞)を受賞
1986年11月13日 - 日本PTA全国協議会会長賞を受賞
学校行事
激励会
例年は7月頃に行われる。中体連総合体育大会などさまざまな部活動の大会などへ参加する生徒を激励し、活躍を誓い合うための会。各部が意気込みを表す。
沢中祭(体育の部)
リレーや応援合戦といったさまざまな競技を赤・青・白の3つのブロックに分かれ得点を競う。ブロックは、抽選により各学年それぞれ2クラスずつで3ブロックに分かれる。1980年代には学級数が32までに達し、その頃は7色のグループに分かれていたこともあった。例年は9月頃行われる。
沢中祭(文化の部)
市民会館で合唱コンクールを行う。全校合唱、学年合唱、クラス合唱があり、クラス合唱では教員や生徒(各クラスから1名、審査員として立候補する(が審査し、最優秀賞・優秀賞を決める。1995年度までは体育館で各学年ごと発表だった。また、その頃までは「展示の部」が存在していたり、ダンスの披露があったりもした。2006年度からは合唱部の発表が行われるようになり、2007年度からは吹奏楽部の発表も行われるようになった。また、英語のスピーチ発表、美術作品の展示なども行われるようになり、文化の部を合唱のみでないものにする取り組みが進んでいる。
百人一首大会
例年3学期に行われる。各学年ごとに行われ、百人一首で個人でとった枚数や、クラスでとった平均枚数を競う。
球技大会
例年3学期に行われる。サッカーやバスケットボール、ドッジボールなどの球技で各学年ごとにクラス対抗試合をする。
お昼のコンサート
2009年度は、昼休みを利用してプロの演奏者や生徒による音楽の発表会が3回行われた。
レクリエーション大会
他、学級委員会などの取り組みにより、大縄跳びや二人三脚など、さまざまなレクリエーションが行われることも多い。
校外活動
若あゆ(1年生)
例年は、相模原市立相模川自然の村野外体験教室(通称:ビレッジ若あゆ)を利用し、宿泊棟で2泊3日する。クラスでテーマを決めるなどして、体験活動やレクリエーションをする。
演劇教室(1年生)
遠足(2年生)
例年は、横浜へ日帰りの班別自主行動をする。2006年度以降は横浜と鎌倉が選択できるようになっている。
職業体験(2年生)
修学旅行(3年生)
例年は、京都・奈良へ行き2泊3日する。2007年度と2009年度には平和学習の一環として広島にも行っている。
1970年度は万国博覧会に行っている。
その他、地域クリーン活動などもある。
部活動
運動部
野球(男子)
ソフトボール(女子)
サッカー(男子)
ソフトテニス
バスケットボール
バレーボール
卓球
バドミントン
剣道
陸上競技
柔道
文化部
吹奏楽
合唱
美術
園芸
相模原市立大沢中学校水泳部事故事件
1986年5月24日、当時中学3年生の水泳部男子生徒が放課後にスタート台からプール(水深110cm、スタート台から水面まで58cm)への飛び込み練習中、プールの底に頭を強く打ち頸椎を骨折し8ヶ月入院、完全四肢麻痺が残る事故があった。両親は水深の浅いプールの構造と部の顧問の不注意に問題があるとして学校を設置した相模原市に対し2億1千万円の損害賠償を求める裁判を起こした。1992年3月9日、横浜地裁は原告の訴えをほぼ全面的に認めて、市に約1億円の支払いを命じるという事態となった。現在、大沢中学校に水泳部は存在しない。
約束事
学校のきまり
時間や服装を守ることなど、基本的な5つの項目を学校のきまりと規定している。
わたしたちの約束
1996年から校則検討委員会、および学級委員会や生徒総会で話し合われた結果、1997年12月11日に施行された。これは一般的に校則とよばれるものであるが、生徒の手で作られたということで「~しよう」というような呼びかけのような文面になっている。内容は主に学校生活や服装、持ち物についてである。2004年6月17日の生徒総会でペットボトルの持ち込みが許可され、2005年12月20日の臨時生徒総会で黒・紺色の靴下の着用が許可された。
大沢中学校部活動規約
部活動をより良いものとし、部員同志の友情を深め、大沢中学校全ての活動を誇りあるものとする為に規定されている。
交通
バス - 橋本駅南口より、橋本57系統 望地キャンプ場行き 大沢まちづくりセンター前下車、徒歩1分
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