概要
東邦大学を創設した額田豊、額田晉により創立され、50年の伝統を有する進学校。創立目的が理数科一貫教育にあり、高等学校の入学試験においては、現在でも国語・数学・英語・理科の4教科で行われる特殊な試験形態である。
千葉県内の私立の中では珍しく、公立高校の全盛期(1950年代から1980年代末期のバブル期)から進学校であった。千葉県私学屈指の伝統校で名門校であり、市川中学校・高等学校、渋谷教育学園幕張中学校・高等学校と共に千葉県私学御三家と呼ばれる。ライバル校とされる市川高校が文系偏重なのに対して、理系教育の校風があり、国公立大学、私立大学問わず、医学部、歯学部、薬学部、看護学部、理学部、工学部、農学部などに進学する生徒が多い。
沿革
1926年 - 額田豊・額田晉両博士兄弟によって帝国女子医学専門学校が創立。
1930年 - 薬学科が増設され、帝国女子医学・薬学専門学校と校名変更。
1941年 - 帝国女子理学専門学校を併設。
1941年 - 帝国女子薬学専門学校と帝国女子理学専門学校を習志野西地区
(現在大学所在地)に移転。
1946年 - 帝国女子理学専門学校が習志野東地区(現中高所在地)に移転。
1950年 - 医・薬・理学部を擁する東邦大学発足。
1952年2月27日 - 東邦大学付属東邦高等学校の学校設立の認可が下りる。
1952年 - 東邦大学付属東邦高等学校として開校
1957年 - 姉妹校の駒場東邦中学校・高等学校が開校
1961年 - 東邦大学付属東邦中学校が開校。東邦大学付属東邦中学校・高等学校として6ヵ年一貫教育が始まる。
1970年 - 男子部・女子部制を共学制に改める。
2005年 - セミナー館完成
2007年 - 高等学校の制服変更(女子のみ)
2017年 - 高等学校からの生徒募集を停止、完全中高一貫校化。
建学精神
「自然・生命・人間」の尊重
これはこの建学精神についてより深く記されている創設者額田晉の著書名であり、在校生にはこの本が入学時に配布される。
アクセス
JR総武線津田沼駅より京成バスで20分
京成電鉄京成大久保駅より徒歩15分
進路
東京大学、東京工業大学、一橋大学、千葉大学を始めとする国公立大学、早稲田大学、慶應義塾大学、東京理科大学、上智大学などの有名私立大学への合格者を多数輩出している。進学実績では、東葛飾高校、県立船橋高校等と並ぶ位置にある。
創立目的が理数科一貫教育にあり、創立より理工科系の進学に力を注いでいる。そのためこの分野への進学者が多い。さらに国公立大学医学科の合格者数は県内有数の実績を誇る。東邦大学医学部への推薦枠もある。
著名な卒業生
鮎川二郎 - 千葉商科大学教授
いとうせいこう - タレント
伊奈川愛菓 - 女流将棋棋士
久保寺健彦 - 作家(中学卒業生)
岡本みどり - ミス慶應(中学卒業生・慶應女子高・慶應経済)
小保方晴子 - 細胞生物学者
金井宣茂 - JAXA宇宙飛行士、医師、元海上自衛官
カベルナリア吉田 - 紀行エッセイスト(中学卒業生)
倉橋友和 - 名古屋テレビ放送(メ~テレ)アナウンサー
古今亭駿菊 - 落語家*高田崇史 - 推理作家
唐十郎 - 劇作家
国分二郎 - 俳優(中途退学)
白坂愛 - 学生、タレント、作家(日本大学芸術学部放送学科卒・山梨大学医学部医学科在学中・元NHK静岡放送局キャスター)。
葉山エレーヌ - 日本テレビアナウンサー
細川晶生 - ギタリスト
松田浩二 - ゲームデザイナー、イラストレーター(現在は薬剤師)
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